上野窯は開窯1602年 高田焼 上野窯
上野窯の器(作品と技法)
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上野窯の歴史
高田焼(八代焼)の歴史は、豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄の役)の際に、加藤清正公に従い、渡来した陶工尊楷(後に上野喜蔵高国と改名)が、慶長7年(1602年)細川忠興(三斎)公の小倉入城の際招かれて、豊前国・上野(あがの)釜の口に開窯したのが始まりでございます。
寛永九年(1632年)細川氏の肥後転封に伴い、初代尊楷並びに長男忠兵衛、三男藤四郎が従い、八代郡高田村奈良木に開窯し、以後明治維新に至るまで、代々細川家御用焼として作陶いたしてまいりました。
明治25年、窯を陶土の産地日奈久へ移し、以降10代平(たいら)は昭和三年花瓶一対を天皇陛下に献上、また昭和46年春、勲六等瑞宝章受賞を期に隠居し、現在11代才助(平成9年秋、勲七等青色桐菓章受賞)並びに長男12代当主浩之、孫13代浩平(東京芸術大学・工芸科卒)が、400年に亘る伝統を守っております。
上野才助 菖蒲文壷
菖蒲文壷
11代 上野 才助 
『継続は力なり』
初代尊楷より数えて11代。
400有余年に亘り、それぞれの時代に生き、守り受け継いできた「象嵌青磁の世界」を今子孫に託し、これから先も上野窯の伝統を守り、益々皆様方にご愛用頂ける作品つくりに努めてもらいたいと念じています。

上野浩之 鮎文鉢
鮎文鉢
12代 上野 浩之 
『温故知陶』
代々続く窯元の家に生まれ、土や数々の焼物の温もりの中で育ち、後継ぎとしてこの道に入り30余年が経ちました。
歴代の作品に接する時、先人たちの熱い思いや苦労が偲ばれ、また新たな作陶に対する情熱が生まれて参ります。速すぎる時の流れに、流されず、取り残されず、自分の思いを素直に器に表現し、新しい伝統の創造を目指し作陶に取り組んでいます。

上野浩平 サカサシリーズ「蒼」
サカサシリーズ「蒼」
13代 上野 浩平 
1997年 熊本県立第二高等学校美術科卒業
2000年 東京芸術大学美術学部工芸科入学
     金属加工・装飾の技法「彫金」を学ぶ
2004年 同大学工芸科彫金専攻卒業
     京都市伝統産業技術者研修
     陶磁器コース入所
2005年 同コース本科 修了
     帰郷後、12代父浩之に師事
     現在 高田焼き作品の他、
     金属・土を素材として制作活動中 

上野窯ギャラリー
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高田焼(こうだやき) 八代焼 宗家
熊本県八代市日奈久東町174 
TEL0965-38-0416
【交通アクセス】
・南九州自動車道 八代南インターより車で7分
・JR新八代駅より車で30分
・JR八代駅より車で20分
・肥薩おれんじ鉄道日奈久温泉駅より徒歩8分

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